« 全受験生に代わって“滑って”きました | トップページ | とても珍しい皆既月食 »

2018年2月 1日 (木)

冬はつとめて

 こんにちは丸山です。
 寒い日が続いていますね。そのためか車の暖房の効きが例年より良くない気がします。

 枕草子の“春はあけぼの”の 春、夏、秋についてこれまでに書きましたので、今回は最後の冬について書きたいと思います。

 「冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るもつきづきし。昼になりてゆるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし」

 これを現代語訳しますと以下のようになります。

 「冬は早朝がよい。雪が降っている時は言うまでもない。霜がとても白いのも、またそうでなくても、とても寒いときに火を急いでおこして、炭を持って通っていくのも、とても似つかわしい。昼になって、寒さがゆるくなってくる頃には、火桶の火も白い灰が多くなってしまい、よい感じがしない。」

 と、このようになります。

 “春はあけぼの”に記された四季の中で、一番最初に共感できたのが冬でした。夜間、雪が降り翌朝快晴になっていると、遠くの山々の木が雪で真っ白になり、寒いですが清々しい景色だと思います。
 炭に関する記述は、バーベキューの時の炭を想像していただくと分かりやすいと思います。

 下の写真は何年か前の木島平スキー場です。木々が雪で白くなっています。

1


 昼頃になると気温が上昇し木々の雪も解けてきます。道路は走りやすくなり、ありがたいのですが…
下の写真は何年か前の志賀高原の横手山スキー場です。木々の雪が解けていて、上の写真と比べますと朝の清々しさが無い気がします。
 看板には「コースから外れると帰れません」というすごく怖い文字があります。


2_5


 ”春はあけぼの“の春、夏、秋、冬についてこれまで書いてきましたが、平安時代と現代を比べると最も変わったのは、夜を記した夏だと思います。昔は日が暮れてロウソクの灯りだけになりますと行動は制限されて、現代のように夜更かししないのではないでしょうか。現代は電気による恩恵はもちろん大きいのですが、夜の風情を感じにくいこともあるかもしれませんね。

 日本にはっきりした四季があり、このような随筆や俳句の季語が生まれたのは、地球上の日本の位置、地形が絶妙なバランスの上に成り立った、と言うのは話が飛躍し過ぎでしょうか?

                                                       歯科医師 丸山 貴

« 全受験生に代わって“滑って”きました | トップページ | とても珍しい皆既月食 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 冬はつとめて:

« 全受験生に代わって“滑って”きました | トップページ | とても珍しい皆既月食 »