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2019年9月12日 (木)

歯科衛生士冥利に尽きる

 こんにちは、歯科衛生士の北村です♪

 朝晩は涼しくなり少しずつ秋めいてまいりましたが台風の影響もあり、日中は湿度も高く、まだ汗をかく日々が続いていますね。

 湿度といえば、先週マレーシアから戻ってきた所長いわくマレーシアのジャングル熱帯雨林の湿度はなんと!90%以上とのことで、乾燥肌の方にはありがたいですが、体感気温としてもとても蒸し暑いことが容易に想像できますね!

 

 

 せっかくなので、所長が帰国したあとの9月7日に送ってくれた報告メールを皆さんにもご紹介させていただきます。

 

 

 『マレーシアのジャングルから一昨日帰国しました!

ジャングルはとても暑く、さらに湿度が高いのに悩まされました。

室内でシャツなどを干しても2日たっても乾かないんですよ。

 

 三ヶ所の村で 26人を診察して、41本の抜歯をしてきました。

 先住民の森には、3日間いて、行き帰りがハイラックスの低速四駆でもやっとこさで、スコールで削られた道は溝も深く時間がかかります。 先住民の村も分散しており、 到達にはこの四駆で激しく揺られながらの移動となります。

 でも、私がマレーシアに青年海外協力隊員として先住民病院に3年間所属していた頃は、自動車道がなく、共産ゲリラがいたりして、時には戒厳令が引かれたりしていた地域でしたので、軍隊の戦闘用ヘリコプターで行っていた場所なので、高額な費用をかけずに忍耐と体力と先住民とのコネクションがあればいけるのでありがたい状況になっています。

 しかし、これからの11月から12月にかけて始まるモンスーン のため、今回訪問診療したこの地域の先住民の村々は、3月頃まで完全に孤立してしまいます。

 でも、先住民は生きていくことに真摯に向き合って太古の昔よりたくましく生きています! かたや、文明?文化という庇護のもとで生きている私たちの生活は、どうなのでしょうか?

 極めて脆い基盤に上に成り立っている、逆にいうと壊れやすい戦争や自然災害も含んで不安定な構造にあることは、日本人の多くは知らないでしょう。

かわいそう、 いや自業自得とも言えるのではないでしょうか?』

 

 

 

 昨今の異常気象や台風による被害を受けた地域の方々のニュースを目にすると胸が痛みますが、やはりいくらインターネットが普及し、建物の技術や強度が上がったとしても、自然の脅威に人は無力だと痛感させられます。

 人のもともとの暮らしはもっとシンプルだったと思うので、“自然と共に生きている”ということを念頭に置きながら、ときにはあえて文明の利器から離れてみる時間を作ってみようかなと思います。

 

 

 さて、話しは変わりますが先日嬉しいことがありました♪

 個人情報になるので名前は伏せさせていただきますが、小布施で有名な方が所長と深く関わりがあり、当医院に患者様として通っていただいております。

 その方からわざわざ直筆でお礼のお手紙をいただき、お家に呼んでまでいただいたのです!

 その方は歯ブラシをする度に出血があり、グラついている歯もありました。多忙の為もあってか、長年の歯石が蓄積し、歯周ポケットが深かったのでご自身でのケアに限界があったのです。

 まず今後の治療方針を決める前に歯周病予防として専門家によるクリーニングが必要でした。

 

 

 ここで、当医院にも歯周病により歯をなくされてインプラントをいれていただいている方もたくさんいらっしゃるので少し歯周病のお話しをさせていただきます。

 

 

 ご存知の方も多いとは思いますが、歯周病は初期段階での自覚症状は乏しく、病状が進行しないと自覚症状があらわれにくいため、手遅れになって歯を失うケースも少なくありません。さらに恐ろしいことに、歯周病による悪影響は口の中だけにとどまらず、誤嚥性肺炎、心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞、低体重児出産など、全身疾患を引き起こすといった可能性もあります。

 

 家庭でできるプラークコントロールはブラッシングなどですが、これだけでは、十分ではありません。特に歯ブラシでは磨きにくい、歯と歯茎の境目にプラークが付着し、石灰化すると石の様に固くなります。これを“歯石”と呼んでいて、歯石になってしまうとブラッシングでは除去できません。

 

 そこで歯科医院で、プロの手によって除去する必要があります。 時間が経つほど成長して大きくなり、ガンコで多くの歯周病菌の巣となって、その歯周病菌から放出される毒性も強くなります。 したがって定期的に歯科医院でプロによるクリーニングでの歯石除去が必要になるんですね。もっと次回のブログでは歯周病の恐ろしさなど、深く掘り下げてお伝えさせていただきたいと思います。

 

 

 …と、話しがそれてしまいましたが、その方もまず歯茎より上に見えている大きな歯石を回数分けて除去しながらクリーニングすると、噛むときに歯が浮いたような感覚やブラッシングによる出血もだいぶ治ったと喜んでおられました!

 

 まだまだ歯茎の中に潜っている手強い歯石を除去することも大切ですが、それは今後のお楽しみ♪ということで、これから一緒に治療を頑張っていただけたらと願っております。

 

 改善されていく患者様のお口の中を診ることができ、その方から恐れ多くも『浩美先生のおかげ』とわざわざ“先生”までつけてお礼のお言葉をいただけたことなど、“歯科衛生士冥利”に尽きるなと大変嬉しく思いました。

 

 そして、所長とその方の立派なご自宅へお招きいただき、新しくお会いすることができた方々もいらっしゃり、所長の“特異”で楽しいお話しに花が咲きました♪

 

 その方と所長は長年お付き合いさせていただいていることもあり、絶妙な掛け合いを私も同じ空間で楽しませていただきました!素敵な奥様の温かい笑い声も響き、なんとも楽しく貴重な時間をご一緒でき光栄に思います。

 この場をお借りして、お招きいただき本当にありがとうございました!

 

 みなさんも、ご自身で出来るプラークコントロールを頑張っていただき、これから実りの秋ですので美味しいものいただきたいですね。

 それでは、このブログを読んでくださった皆様の人生も実り多きものとなりますことを願いつつ… この辺で失礼いたします(^ ^)

 

 

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 写真は今医院の玄関に飾られているニラの花です♪

 ニラの臭いに似つかわしくなく(と言うとニラに怒られそうですが…)、白くて細かい花びらがとっても可愛いらしいですね(^^

 道端に清楚に咲く花は6枚の花びらなのですが、全く別の植物の「右近の橘(タチバナ)」の5弁のにちなんでデザインされた文化勲章に、この花はとても似ているように感じます。

 

Photo_20190912093101

 

   勲章のデザインは、橘の五弁の花の中央に三つ巴の曲玉を配し、鈕※(章と綬の間にあるもの)にも橘の実と葉が用いられています。

 

   【参考】

   常緑樹である橘は、平安京の頃から京都御所紫宸殿の南庭に植えられ、「右近の橘」と称されるなど古来から珍重されており、その悠久性、永遠性は文化の永久性に通じることから、文化勲章のデザインに採用されたと言われています。

※ 鈕……ちゅう

 

 説明は内閣府「勲章の種類」より参照させていただきました。

https://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/bunkakunsho.html

 

 

 

 余談ですが、小布施の「ブラムリーフェア」が今年も9月16日まで開催されています。

 「ブラムリー」とは、信州小布施町で栽培されいる生食ようには向かない料理用の青いリンゴです。今までにないその新鮮な味わいが、料理研究家やレストランのシェフ、愛好家から注目されています。
 ブラムリーは、1883年英国王立園芸協会から最高賞(FFC)を受賞。英国生産のリンゴのうち約45%がブラムリーだそうです。

 一般的に料理用リンゴは日本では馴染みがありませんが、ブラムリーは色々な食材と合わせることでデザートや料理の幅が一段と広がる、 今注目の料理用リンゴなのでぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

  もしよろしければ皆様週末など小布施まで足をお運びくださいませ♪

http://obusekanko.jp/event/2019/08/98918.php

 

 

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